MT4の逆張りのEAなら相場が動いていれば強い!
これだけ相場が動いていると通常ではご法度なロジックを使ったEAも実は利益が出たりします。こちらはユーロ絡みの逆張りEAの運用成績。2013年以前は非常にマイナスになっているのですが、この2年間で2万pipsほど稼ぎ出していたりします。
このEAのロジックは移動平均線のゴールデンクロスとデットクロス。ですが、逆張りなので、ゴールデンクロスで売り、デットクロスで買いになる稀有なEAなのです。逆張りで大きなトレンドを途中からつかむタイプのEAですね。
ゴールデンクロス、デットクロスのダマシの部分を利用して売買をするタイプなので面白いと思います。このようなEAがワークするというのは、下落する状況にあるなかで、もみ合ってゴールデンクロスが出たものの更に下がるということ。
一方向に向かって非常に強いトレンドが出ており、トレンド転換をなかなか掴みにくい状況であることを指しています。
もちろん、ストップロスはしっかりと入れます。100pips~130pips程度で設定してあります。というのも、10~20pips程度のあまり浅い場所にストップロスを置くと結局連戦連敗続きになってしまう可能性があるため。
少し深めに置いておくのがよいですね。利益確定は明確なロジックは持っておらず、裁量で決済するようにしています。利益が伸びる間はできる限り取りたいですからね。
損切りの幅が100pipsなので、最低でも同じくらいの幅は取っておきたいもの。出来れば倍の200pips程度を狙いたいものです。
ただ、私も忙しかったりするので10~100pipsで決済することが多いですね。
利益確定の部分に関しても何かロジックを組んだ方がいいかと思ったのですが、それだとどうしても損大利小になりがち。利益確定だけは自分の目でタイミングをしっかり見極めて取るようにした方が、このような逆張りのロジックではよい結果に結びつきやすいと思っています。
FXでは損小利大を目指せば、9敗1勝でも最終的には利益を残せると言われています。ですから、損切りはできる限り小さく。
利益を伸ばすときはできる限り大きく。どうしても人間は心理的にやきもきしてしまうもの。含み益が出ていれば「早く決済したい」という気分に駆られてしまいますし、小さく損をした時は強い痛みを感じるのですが、損失が大きくなった時は感覚が麻痺してしまい心理的にはあまり大きな痛みは感じないのです。
これは経済用語で「プロスペクト理論」と呼ばれるものです。このプロスペクト理論に乗っ取って辛い損切りを自動的にやってもらう形にした方がよいでしょう。
一見、非合理的なロジックのEAでも、相場がアクティブに動いているときは稼ぎ出せてしまうというのが非常に面白いところ。様々なアイディアを持ってみなさんもEA作って運用してみてください。
関連サイト | MT4(メタ4)の無料EAランキング |
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