為替レートはFOMCなどの指標に反応する

為替レートはFOMCなどの指標に反応する

指標が為替相場にどのように影響したのか、見てみましょう。

 

08年12月1日に発表された、米ISM製造業景気指数が当初の予想を大きく下回ったことで、ドルの下落を招きました。また、指標ではありませんが米国の金利政策を決めるFOMC(連邦公開市場委員会)も相場に大きな影響を与えます。

 

12月16日、FOMCが金利を0.25%に引き下げると発表し、ドルが大きく続落しました。FOMC開催時は、発表される政策金利はもちろんのこと、そこでの要人の発言も相場に影響を与えることがあります。

 

09年1月9日の米国失業率の発表に際しても、前月から悪化して7.0%となると予想されていたなかで、それをさらに上回る7・2%となったことによってドルが大きく下落するきっかけとなりました。

 

このように、指標やFOMCの発表が相場に与える影響は大変大きく、注意が必要です。

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