FX投資家の取引数量が激減

個人の投資スタンスの慎重化から取引数量が減少

欧州危機に加え、相次ぐ増税案の影響もあってか、個人投資家の運用スタンスがかなり慎重になってきている。最近になって、日本株で多少値上がりを期待する声が出てきてはいるものの、東証の株式売買高では1兆円割れの状態が続き、昨年まで活況を呈した新興国関連や分配型の投信も評価損の発生から、取引が落ち込むなど、2012年は厳しいスタートとなった。

 

くりっく365でも、□座数は順調に伸びているものの、12月の取引数量は米ドル/円の値動きが小さかったことに加え、ユーロ円で評価損が膨んだことから、前年同期を約2割下回った(図表1)。年明け後もこうした状況は変わらす、前年割れの状態が続いている。

 

くりっく365口座数と1日平均取引数量の推移
くりっく365取引数量

 

ますます重要になる価格の透明性、取引の健全性

店頭FX業者でも、同様に取引数量が落ち込んでいる先が多いと聞く。とくに店頭の場合、手数料無料に加え、固定スプレッドの引き下げ競争が激化していることから、規模の小さい先や特長のない先は業況が苦しく、今年も再編・淘汰が進むと見る向きが少なくない(図表2)。

 

さらに投資家保護の観点から、提示価格で約定がつかないスリッベージや公平性を欠くアフィリエート広告を規制しようとする動きもあり、2012年はこれまで以上に取引の健全|生や価格の透明性を重視する個人投資家が増えると考えられる。

 

金先業協会会員数の推移
金先業協会の会員数の推移

 

ビジネスモデルや個人投資家へのアプローチ方法を見直す年に

取引参加業者の間では、投資対象の分かりやすさや使い勝手の良さから、個人投資家のFXに対する潜在ニーズは強く、成長の余地はまだ大きいという見方が強い。このため、春先までに欧州危機が落ちつき、相場が円安に転じれば、底値買いで取引数量が大きく伸びるという楽観的な見方をする業者も少なくない(図表3)。

 

もっとも、大口取引を行う顧客層はかなり限られており、より一般的な投資家の取り込みに向け、回転売買を前提にしないビジネスモデルの確立が課題となるだろう。また、当面、相場が大きく動く可能性があることから、資家への分かりやすい情報提供が今まで以上に重要こなるであろう。いずれにせよ、2012年はFXにとって、いろんな意味で重要な転機の年になると考えられる。

 

過去の経済危機における安値からの戻り幅
安値と戻り幅

注目のFX業者「マネックスFX」が熱い

マネックスFXは2011年12月、FX取引の中・上級者を対象とした『プレミアム口座』の取り扱いを開始した。同口座では従来の『スタンダード口座』より狭いスプレッドや、アクティブな投資家を対象とした情報配信など、さまざまな特典を用意している。新サービスの特徴と魅力についてご紹介したい。

 

新規注文は10万通貨以上米ドル円は1.2銭、ユーロ円は2.2銭

 

"グローバルビジョン"と謳って積極的にグローバル化を進めているマネックスグループのFX専業会社、マネックスFXは、グループの信頼感を背景に幅広い投資家層から支持をされている。同社が新たに提供を始めたのが「プレミアム口座」だ。FX投資の経験が豊富な中・上級者を対象とするこの口座には、従来の「スタンダード口座」にはないさまざまな特典が用意されている。

 

現在、プレミアム口座で提供している特典は3つ。そのひとつがスプレッドの狭さだ。プレミアム口座では、新規注文の最低数量を10万通貨以上1万通貨単位とする代わりに同社が取り扱う全13通貨ペアのスプレッドを1銭もしくは0.01セント程度縮小している。例えば米ドル円の標準的なスプレッドは1.2銭、ユーロ円も2.2銭になる。証拠金を多めに積んで大きな金額で取引する投資家にとって、スプレッドの縮小は歓迎すべき材料だろう。

 

重要なニュースをメールで配信投資家も参加できるオンライン会議

 

プレミアム口座の利点はスプレッドだけではない。最大の魅力は、アクティブな投資家に向けた高度なマーケット情報の提供である。2つ目の特典が「マネックスFX速報プレミアム」のメール配信。プレミアム口座を持つ投資家に対して、為替相場に関連する海外のマーケット情報を配信するサービスだ。その特徴についてであるが、。「当社では、カスタマーサポートを担当するスタッフが為替にかかわるニュースをウォッチしています。その中から、重要な経済指標の発表や要人の発言など、今後の為替相場を左右しそうな情報を、その時々の市場動向と合わせてタイムリーに発信します」

 

為替市場で大きな動きがあったとき、あるいは重要な発表がなされる直前のタイミングでの情報提供は、普段から世界の経済ニュースに目を光らせている投資家にとって大きな助けになる。3つ目の特典は、動画コンテンツ「FXトレード戦略会議」の生配信。為替ストラテジストの森好治郎氏が、FXの投資戦略に関する実践的な情報を提供する。進行役はフリーアナウンサーの大橋ひろこ氏が務める。通常のオンラインセミナーと異なるのは、投資家がチャットを通じて森氏に意見や質問を投げかけたり、投資家同士でコミュニケーションを図れる点だ。

 

「プレミアム口座(参考サイト:http://www.fmsound.net/)の提供を開始した2011年12月12日に第1回の会議を開催し、多くの投資家に好評をいただきました。当面は月1回の配信を予定していますが、今後は配信回数を増やしたり、会議に先立って投資家から質問を受け付けたり、会議に参加できなかった方に議事録を提供するなど、サービスの拡充を考えています」

 

プレミアム口座の開設は、マネックスFXのホームページで常時受け付けている。すでにスタンダード口座を開設している人は、本人確認書類を提出する必要がないため、簡単な手続きで口座開設が可能。両口座での資金の移動も自由に行うことができる。

 

今後もユーザーの要望を聞きながら、アクティブな投資家にとって有用なサービスを打ち出していくという。

 

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